すべて 4月5月6月7月8月9月10月11月ザゼンソウ4月,5月座禅草(サトイモ科)草丈 30〜40cm5・64〜5雪が溶けた湿原に顔を出す。花序の形が座禅をする僧の姿に似ているためこの名が付いた。チゴユリ5月,6月稚児百合(ユリ科)草丈 15〜40cm5・65〜6低山帯の林下に生える多年草で、名は可憐な小型の花を稚児に見たてたことから付いたと言われている。スズランやアマドコロの開花と同じ頃に開花するので注目したい。アヤメ6月菖蒲(アヤメ科)草丈 40〜60cm5・66底山から亜高山のやや乾燥した草原に生え、葉の並んだ様子を文(あや)に見立てて名が付いたが、外花破片にも網目模様があり美しい。コバイケイソウ6月,7月小梅蕙草(ユリ科)草丈 50〜100cm5・66〜7湿原や湿った草原に生える多年草で、花が梅に似ているバイケイソウよりも小さいことからこの名が付いた。シロスミレ5月,6月白菫(ユリ科)草丈 10〜15cm5・65〜6日当たりの良い湿った草原に生える。スミレに似て花が白いためにこの名が付いた。スズラン6月鈴蘭(ユリ科)草丈 10〜20cm5・66別名キミカゲソウ、花茎は葉に隠れるようにつく。花には香気がある。ショウジョウバカマ5月,6月猩々袴(ユリ科)草丈 10〜30cm5・65〜6まだ緑少ない春の山に咲く。花の色が猩々(猿の一種)の赤い顔に似ていることからこの名が付いた。アマドコロ6月甘野老(ユリ科)草丈 30〜50cm5・66地下茎が、トコロの地下茎に似てわずか甘みがあるところから名が出たという。レンゲツツジ6月,7月蓮華躑躅(ツツジ科)樹高 100〜200cm5・66〜76月の高原を代表する花。花の多く集まって咲いた様子が蓮華(ハスの花)のようなのでこの名が付いた。ニッコウキスゲ7月日光黄菅(ユリ科)草丈 40〜60cm777月の高原を代表する花。1つの花は1日でしぼむが、1本の花茎についた10前後の蕾が順に開き、7月の高原を美しく彩る。ノハナショウブ7月野花菖蒲(アヤメ科)草丈 40〜60cm77湿地や湿り気のある草原に生える多年草でハナショウブの原種である。カラマツソウ7月,8月唐松草(キンポウゲ科)草丈 50〜150cm77〜8花びらはなく、白い雄しべが輪状に並ぶ。この様子がカラマツの葉に似ていることから付いた名。アキノキリンソウ8月,9月秋の麒麟草(キク科)草丈 30〜80cm88〜9日当たりの良い草原に生える多年草で、高原の秋を黄色に彩る。別名アワダチソウと呼ばれる。キバナノヤマオダマキ7月黄花の山苧環(キンポウゲ科)草丈 30〜60cm77ヤマオダマキは萼片(ガクヘン)が紫褐色であるが、これは黄白色。ビーナスライン沿線の高原に特に多い。ツリガネニンジン8月釣鐘人参(キキョウ科)草丈 40〜80cm88ツリガネは花の形、ニンジンは根の形から、俗にミネバと呼ばれ、若草を食用とする。別名ツリガネソウ。ウメバチソウ8月梅鉢草(ユキノシタ科)草丈 15〜20cm88花の形が梅鉢の紋に似ているところから名付けられたという。ウスユキソウ8月薄雪草(キク科)草丈 20〜30cm88山地のやや乾いた場所に生える多年草で車山周辺に分布する。ヨーロッパアルプスに咲く有名なエーデルワイスの仲間で、葉に白い綿毛があり、うすく積もった雪のように見えることからこの名が付いた。ツクバトリカブト8月,9月筑波鳥兜(キンポウゲ科)草丈 60〜100cm98〜9色鮮やかな紫の花をつける。根は有毒で、毒矢を作ったり薬としても使われた。クサレダマ8月,9月草連玉(サクラソウ科)草丈 40〜80cm88〜9日当たりの良い湿地に生える多年草で、別名イオウソウとも呼ぶ。マメ科のレダマに似ているが草本であることからこの名が付いた。シシウド8月猪独活(セリ科)草丈 100〜200cm88山地の草原に生える。ウドに似ていて強剛で猪が食べるものとしてこの名が付いた。ハナイカリ8月,9月花錨(リンドウ科)草丈 20〜60cm98〜9花冠は淡黄色で深く4裂する。花全体が船のイカリのように見えることからこの名が付いた。ワレモコウ8月,9月吾亦紅(バラ科)草丈 50〜100cm98〜9日当たりの良い草原に生える多年草で、花のように見える球形は花がたくさん集まった穂である。和名は吾も亦紅なりという意味がある。イブキトラノオ7月,8月伊吹虎の尾(タデ科)草丈 50〜80cm77〜8滋賀県伊吹山に多いことからこの名がついた。穂の大きさは3〜10cmくらい。マツムシソウ8月,9月松虫草(マツムシソウ科)草丈 30〜80cm88〜98月の高原を代表する花。葉は対生し、羽状に分裂する。シロバナマツムシソウもある。ノアザミ6月,7月,8月,9月野薊(キク科)草丈 30〜50cm76〜9山地の草原に生え、総ほうに粘着がある。トゲがあって痛いため驚きあきれる意味がある。オカトラノオ6月,7月丘虎の尾(サクラソウ科)草丈 50〜100cm6・76〜7花穂は沢山の小さな花がつ この様子が。き垂れ下がる 獣の尾のように見えること 。から名付けられた。アカバナシモツケソウ7月,8月赤花下野草(バラ科)草丈 80〜120cm7・87〜8湿原周辺や草原に見られる。シモツケソウは花色が淡桃色なので区別がつく。エゾリンドウ7月,8月,9月蝦夷竜胆(リンドウ科)草丈 40〜70cm8・98〜9多湿地を好む。葉は対生し、 花は約3〜5cm。北海道に 多いことからエゾ(蝦夷)の 名が付いた。コオニユリ7月,8月小鬼百合(ユリ科)草丈 50〜100cm7・87〜8栽培されるオニユリには葉 のつけ根に肉芽が付くが、コ オニユリにはつかない。キンバイソウ8月金梅草(キンポウゲ科)草丈 40〜100cm88花弁に見えるのは萼片で、 内側に細く立っているのが 花弁である。クガイソウ7月,8月九蓋草(ゴマノハグサ科)草丈 60〜100cm7・87〜8葉は4〜8枚が輪生し、茎 の先に小さな花が穂状につ く。葉が何段にもなることか ら名付けられた。テガタチドリ7月手形千鳥(ラン科)草丈 30〜40cm77根が肥厚して手の形をして いるところから名付けられ た。草原や林縁に見られる。エゾカワラナデシコ8月蝦夷河原撫子(ナデシコ科)草丈 30〜50cm88カワラナデシコより花が小ぶり。色が鮮やかである。ヤマラッキョウ9月,10月山辣韮(ユリ科)草丈 30〜50cm99〜10茎の先端に紅紫色の花を球状に多数をつける。ニラの香りがわずかにする。リンドウ9月,10月竜胆(リンドウ科)草丈 30〜60cm99〜10枯れ始めた草原を青紫の花で飾る。根は健胃剤として使用される。ヤナギラン8月柳蘭(アカバナ科)草丈 80〜150cm88葉が柳に、花が蘭に似ているところから名付けられた。種子には白毛があり、サヤが割れると風に乗り飛散する。ススキ9月,10月,11月芒(イネ科)草丈 100〜200cm9〜119〜11葉と共に多数叢生して大株をつくる。基盤の毛は開き、白色、黄褐色のものが多い